最近の楽しみ「旅館に泊まる」
■最近 味のある旅館に泊まるのがお気に入りです。(2軒しか行けていませんが・・)
「古風な木造建築を見るのが好き」というのが理由なのですが、そこで流れる
ゆっくりとした「時間」や「もてなし」に触れると、やはり日本人なんだなと認識します。
そして、建物の作りや空間 その意味(どう感じるか)なども刺激を受けます。
今までに「湯河原の上野屋」さんと「東山温泉の向瀧」さんに行きました。
どちらももてなしの気持ちが伝わってくる良い宿でした。部屋食も旅館ならではです。
今後は渋温泉の鍛冶屋さんや、大正ロマンの銀山温泉なども行ってみたいのです。
高層ホテルなども綺麗で良いですが、「感じる時間」や「精神的な距離感」などが
昔ながらの旅館だと暖かく感じます。経営的な都合(収支)などは重要だし
利用者と経営者の感覚のズレは常だと思うし、だからこそ進化・工夫がされるので
それが完成される回答は出ないと思うのですが(経済がベースで事業が進んで
いるのは仕方ない)純粋な「そこで過ごす時間を楽しむ」事が目的の人にはホテルは
向かないのでしょう。 自分もそういう側の人なのだと思います。
建築事情はその時代の経済と密接に影響しますし、技術の進歩による新しい挑戦で
目覚ましい発展をしている中で、建物を設計する状況や環境が昔とは違います。
そしてこれからも進歩を続けていくと思います。
しかし、そこに至るまでの経緯や歴史を知る・残す・伝える事も大切だと思います。
昔ながらの建物の維持に少しでも貢献できるように公私共に頑張ります。
そして日本人らしい楽しみを満喫しようと思います。
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